2012年01月30日
直汲がささにごりに (ごんべー)

毎日、冷えます降ります積もります。
ここは、昨年ほどではないので、まだ道路のアスファルトが
見えるくらいに除雪が出来ています。
他の県では、かなりの積雪となっていようで
明日にかけては寒波がまたやって来るとの事なので
どれだけ降るのか気が気ではありません。

昨夜からの積雪はこれ位でした。
昨日は朝の9時半から夕方5時までお客様相手に
しゃべりっぱなしの杜氏でしたが
家で一休みして22時に蔵に来て
今朝は一仕事してから仕込が始まるまでの
わずかな時間に朝食を取りに家に帰って
9時からまた仕事をしていました。
そんな訳で、これは一晩泊まった杜氏の軽トラックの写真でした。

こちらは、蔵の裏通りの除雪をする敦也君
蔵の仕事をする前に従業員の皆さんは
玄関や駐車場の除雪をするのが日課です。
連日ご苦労様です。

今日で「四人衆の酒」が留まりました。
今年は癸隠宜敲譴鮖藩僂靴討い泙后
さて、これから約ひと月後にはどんなお酒が生まれて来るでしょうか
楽しみですね。

昨日来られた午前中のお客様は
「まるひこ」さんとそのお嬢様の旦那様で
小料理「ん」のご主人です。
間違わないでもらいたいのは、「まるひこ」さんの
お隣にいらっしゃるのはお嬢様ではなく
NHKの方で番組制作のための取材に来たあさくらさんです。
来週の頭にレポーターをお連れして収録があるということでした。

名智師匠が名付けた「天の戸 美稲 杜氏直汲」ですが
名前の一部変更がありまして
「天の戸 美稲 すっぴん ささにごり」となりました。
ご注文の際は「直汲」で伝票が出ますが
次期の造りのあたりからは「ささにごり」と正式に変更になる予定です。
中身は変わりませんので、ご注文してお確かめ下さい。
よろしくお願いしたします。
2012年01月29日
講演会と牛肉の関係 (冬蔵)
気持ちのいい朝です。
空の色がパステルがかっています。
きのうはもやが上から下りてくるような光景を見ました。
ただし撮影するには「腕」が付いてくれません。
昨日は午後から秋田市のイヤタカさんで「秋田市PTA西部地区連絡協議会」の研修会に呼んでいただき一時間ほどお話をさせていただきました。
事務局が高校の同級生で勝平小学校で教頭をしている後藤先生。
「忙しいのはわかっているけど21日と28日どっちいい?」という半強制的な感じに押し切られ行くこととなりました。みなさんの「きき上手」に助けられて何とかつとめることができました。
平成七年に『夏田冬蔵』を出したあたり、だれが決めたか〈本を書く人はしゃべれる〉という単純なイメージで声をかけていただき、まんざらでもない気でホイホイと出かけて行きました。
ま、どの会合もただ集まってすぐ乾杯では能がない、薬にも毒にもならない「講演」でもやってそのあとは・・・・・。そんなことはわかってます。
でもこっちはど素人、「骨子」なるものを書いて、資料をつくって、カッコつけてスライドまでつけて結構時間をかけて準備しました。
それもある時を境に学校の総合的学習以外はほとんどといっていいくらい出て行かなくなりました。
それはある会で私の話を録音して活字にしてくださった方がおりました。かなりの労作です。でもそれを読んで、赤面どころか背筋の寒くなる思いでした。
内容がないのにもったいぶって、しかも(その時は)まだ年端もいかないのに断定的な言い回しの多いこと。あまりにもあまりにも幼稚な内容。目の前にいる集まってくれた人たちの大事な時間を拘束しているのに。会場までの行き来の時間まで入れると膨大なのに。仮に時給で換算すると・・・・。なんて変な計算まで持ち出しすとなおさらです。
「俺だったら絶対聞きに行かない。ただの時間つぶしだったら別のことする」と思いました。
「はなし」はその人についたものでいくら言葉を選んでもその人以上にはならないということです。
それが最近復活の兆し。
「年齢的なことじゃない」そう後藤先生は言います。
それもあるかもしれません。あとは私の「個」を話すのはだめですが、「天の戸の杜氏」としてならということです。
つまり、主語が「わたし」ではなく「わたしたち」ならということです。
そしてもうひとつ、下心があります。実は「牛肉」目当てです。
「最近めっきり講演の依頼ないんじゃない?《講演承ります》なんて看板あげようか。そうしよう杜氏」蔵人の西田さんがふざけて言います。蔵で仕事する期間の講演でいただいた謝礼は蔵の「まかない」に入金というのが近ごろの「蔵則」です。つまり「松本さん、牛肉食べさせて」となります。疲れた体を胃袋から温めます。
蔵人の脳には「講演会」というとすぐ「牛肉‼」という反応が出るように刷り込まれています。
今日は蔵見学に秋田市外旭川の「酒のえびな」さん、自らバスを運転して25名のお客さんを連れてきてくださった。

午前中いらした秋田市の「ん」のご主人にアドバイス受けた《酒香寿料理》の新作を何品か試食してもらってみなさんから感想を聞きました。
自分で食べてみても酒粕を「隠し味」として使ったほうがいいものと、前面に出したほうがいいものと二つあることがわかりました。
今日もなんやかんやでごっちぉーさんでした。
2012年01月28日
心を合わせ、力を合わせ (ごんべー)

昨日のリベンジと言いましょうか
後の添タンクに仕込んだ「四人衆の酒」の様子は
こんな感じで行なわれました。
今日の添は「美郷錦」40%仕込みの添で
蒸米の量が少ないのと冷え込みが厳しいので
シューターでやってしまうと温度調整が難しいため
人手があるのでザルで担いでもらいました。
お陰で温度はバッチリでした。
この他には、「秋田酒こまち」40%の留が入りました。
もう4本仕込むのでまだ先は長いです。

午前中の一服の時間に秋田市へ後藤先生の依頼で
講演に出かける杜氏がその資料を綴じ方をしていて
これに付いているQRコードが「らくらくホン」でも読み込み出来るのか
西田さんが菅原君に教わっていました。
カメラ機能を使う事が無かったので使える事が分かり
1つ得したと喜んでいました。
そんな西田さんですが、午後から休みを取り
息子さんの所属する吹奏楽団の演奏会へ出かけて行きました。
杜氏と西田さんが出かけてしまい静かな蔵では
そろそろ蔵人達も雪下ろしでない休暇が欲しいと
こぼす午後の天の戸でした。

その午後は、「四人衆の酒」の洗米でした。
仕事の合間を見て写真を撮りに来てみると
1分空いたの2分空いたのと話しているので
何事かと見ていると、計太郎(自動計量機)の
シャッターのピンが壊れて自動でなく手動になってしまい
計量に手間どり2分間隔で作業が出来なくなってしまったのでした。
滅多に壊れるところではないので気にしていませんでしたが
思い出した頃に点検は必要ですね。
我々のようにバカ話はせずに和気藹々と仕事をする姿は
微笑ましい光景です。

先日、京都の仲島さんから横手のかまくらの切手の
かまくらの中にあるお酒は天の戸ではないかと連絡が入り
その数日後、ごんベーに届いた封書に貼られていた
この切手を見ると、3、4年ほど前にポスターになった写真には
確かに天の戸が写っていたので、その写真だとすれば
これはきっと天の戸なはずでが、何処に問い合わせをすれば
その裏づけが取れるのか知らないので確かめようがありませんが
このお酒は天の戸ですよね!
2012年01月27日
データーが消えた (ごんべー)

こんな写真ですい見ません。
パソコンのCドライブが一杯になりデーターの移動をかけましたが
まどろっこしいのでキャンセルしたら今日の写真を含め
ここ10日ほどの写真のデーターを消してしまいました。
「四人衆の酒」の添仕込みがあり久しぶりに
ザルで担いでの作業風景を
撮ったのにお見せできなくて残念です。
その他に、「ペアーレ大仙」のご一行さまの
ご来蔵の写真もあったのですがありません。
怠慢が招いた事故でした。

今日の作業が終わり静まり返った蔵の中は
ポンプの音だけが響いています。
県の醸造試験所の巡回指導が午後からあり
洗米作業は先ほど終わったばかりで
全体量は少ないものの慌しい1日でした。
今日はこの辺で、また明日!
2012年01月26日
30代の君達へ (ごんべー)

今朝は真っ白になっていました。
一晩で20cmほど積もり、除雪車も出動となりましたが
雪が軽いので作業は楽だったのではないでしょうか?
昨日帰る時は月が見えていて−11℃まで気温が下がりましたが
明け方は雪が降ってきたので−6℃まで上がり
日中は−5℃と厳しい寒さが続いています。

このように厳しい寒さなので、酒母の管理は大変で
マットをを二重巻きにしても足りないくらいだと
加藤さんが言ってました。
通常は1本で2本分の酒母となっていますが
仕込後半のものは1本単独のものばかりで
ここ数日は毎日1本ずつ酒母が入り
それでなくても気になる生酛は別扱いなため
気の抜けない毎日が続いています。

そんな中で、タンク掃除は丹念に行なわれていて
タンクはいつもピカピカです。

明日は、大吟醸の秋田酒こまちの仲と吟の精の添が入りますが
吟の精は「四人衆」の担当なので、我々はほとんど手を掛けず
添える程度で作業を見守っています。
洗米が終わり一服の時間には杜氏から麹の手入れ作業の
DVDを見せられて、アドバイスを受けていました。
昨日は、泊まり込みで麹の管理をしていた「四人衆」ですが
その疲れも見せずに今日1日を頑張っていました。
30代と言えば一番仕事のこなせる時期なので
より良い40代を迎えるためにも今が一番の頑張り時で
この積み重ねを大事にしていってもらいたいものです。
3年ほど前に大海酒造の山下さんが
「これからは30代の人達をどう活かしていくかがキーポイントだ」と
話していかれましたが、その言葉の意味が
30代の人達とかかわる中で最近、ようやく分かってきました。
ごんベーは来年で50歳になりますが、まだひよっこの気持ちで
日々進みたいなと思っています。

今朝、杜氏が蔵のあちこちに
「天の戸祭り」のチラシを貼って歩いていました。
準備はボチボチですが、皆様のお越しをお待ちしております。
2012年01月25日
今日も冷え冷えです (ごんべー)

今朝も冷えて最低気温は−8℃と除雪のため外にいると
鼻が痛くなりました。
日中も気温が上がらず−3℃と言うことでしたが
5℃も上がると寒いながら暖かくなったような気がしました。
日本海側の各地では大雪に見舞われていますが
こちらは昨年のような大雪ではなく
冷え込みは厳しいですが、今のところ大して降らないので
助かっています。
これだけ冷えて来るとモロミの温度管理が大変になりますが
造り蔵の室温は5℃位なので何とかモロミは
動きを止めずに居られます。

仕込みの方は、麹が3種類と美稲の酒母
40%精白の秋田酒こまち仕込みの
添えが入り、大吟45の仲と細々と色々で
量が少ない割りには手間がかかりました。
2月の頭までは、こんな感じで大吟醸の仕込が進められていきます。

今日は加藤さんの誕生日で、ケーキをご馳走になりました。
還暦を過ぎたので、齢を重ねるのではなく取る事にしたそうで
1つ若くなったのだと言ってました。
今年もご馳走様でした。

我々がケーキをご馳走になっていたら
高良さんがひょっこり顔を出してくれました。
正月過ぎはあまりお客さんが来ないので
この時期を見計らって蔵めぐりをする事にしたそうで
思いがけないご来蔵にうれしい限りでした。
4年ぶりのご来蔵で杜氏は蔵を案内しながら
色々と情報交換が出来たといっていました。

お土産用の「酒香寿」の袋詰が始まりました。
昨年までは切り取ってトレイに板粕を入れていましたが
余りにも手間がかかるので、ポリ袋に入れる事しました。
週末から団体さんのご来蔵が始まるので
今期もトータルで1000個余りをパックしなければ
ならなそうです。
2012年01月24日
静かな夜明け (ごんべー)

久しぶりにまとまった雪が降りました。
雪が降ると只でさえ静かな我が家の周りが
さらに静かになるので、その静さ度合いで雪が降っているのか
降っていないのかが分かります。
昨夜は妙に静かだったので、どれ位積もっているのか心配しながら
布団の中で除雪機が来るのをウトウトしながら待っていましたが
隣町の除雪車は来ましたが、こちらの除雪車は来なかったので
また一眠りしてしまいました。

今朝の最低気温は−6℃と冷え込み日中もさほど気温が上がらず
大吟醸を仕込むのには、いいお天気になりました。

杜氏が何時頃に仕事をしているのかは分かりませんが
我々が蔵に出勤した時間には、もうスタンバイされていて
水麹の温度は5.8℃に調整となっていました。
最初の蒸米はある程度締めてあるので温度の変化が無く
後半になり暖かい蒸米が入ってきて6℃丁度で決まりました。
蒸米が入り始めると息つく暇も無く運ばれて来ますが
1台目の台車が来るまでの数分間は菅原君とのモロミの管理や
仕込みの順序等の確認の時間となります。

今朝仕込んで、荒櫂が入れられたばかりの酒母の面です。
麹と蒸米がよく混ざっているのがお判りになるかと思います。
気になる生酛ですが、生酛のような仕込であって生酛では無いので
生酛としての名称では出荷されないのでご了承下さい。

年前のモロミの槽掛けが天辛を残して終わり
粕はがしもこれっきりとなるので
見学者へのお土産用の板粕を確保しながらの作業となりました。
今年の酒蔵開放も昨年同様「天の戸まつり」と銘打って
来る2月5日(日)の午後1時半と3時半の二部構成で開催します。
内容も昨年並みに盛り沢山となっておりますので
皆さんのお越しを一同お待ちしております。
お申し込みは
筺。娃隠牽押檻横粥檻隠娃械阿
メール mailto:info@amanoto.co.jpまで
住所 氏名 連絡先 参加人数を添えてお申し込み下さい。
2012年01月23日
ぼたん鍋 (ごんべー)

1本目の純米大吟醸の仲仕込がありました。
今年買い求めたトランシーバーが今日も大活躍で
携帯で仕込温度を伝達してみた事もありましたが
蒸米を運ぶたびに口から口への伝達に落ち着き
今年はリアルタイムで伝達できるので
温度調整の精度が高まりました。

それは良いのですが、蒸米を運ぶのは人力で
200kgポッキリなので一人で何とかなりますが
足場の昇り降りは危険が伴うので
人手があれば足場の上に一人欲しいところです。
このところ寒期が緩み暖かい日が続いていますが
仕込みに影響するほどではなく
明日からは寒期が戻り厳しい寒さが続くようなので
大吟醸日和になりそうです。

京都の仲島さんから猪の肉が届きました。
来月には、またご来蔵との事なので
一年ぶりに会える日を楽しみにしています。
今年もご馳走さまでした。

その肉は「ぼたん鍋」風にしていただきました。
配合飼料を食べて育った豚に比べると歯ごたえがあって
脂がしくこくなくて旨味があります。
これで醇辛生をグイッとやったら最高ですね。
その醇辛生は本日壜詰めになりましたので
ご注文の程宜しくお願い致します。

昨日は、恒例の酒盃さんの天の戸ツアーがありました。
今年もご来蔵ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
2012年01月22日
バッドカンパニーを聞きながら (冬蔵)

もっぱら夜の眠気覚ましは音楽です。
便利なダウンロードなるものも使いますが、昔レコードで聴いたものはジャケットがほしくてCDを取り寄せることが多いです。
イーグルスから始まってドゥビイブラザース、そしてバッドカンパニーです。
なんか〈ならず者〉的雰囲気を持ちながら緻密な作りが共通しています。
ボーカルが艶っぽい。ポールロジャース、愛してるぜ。
適度に仮眠すればいいのですが、ずっと寝てしまいそうで起きています。
プチ強迫観念ってとこです。
近ごろちまたでは《塩糀》がブームのようです。そして《酒粕》も何かと取り上げられることが多いです。
NHKさんから酒粕料理のことで出演のオファーがありました。
おりしも寝不足冬蔵が一番不機嫌な昼過ぎだったので、
「今一番忙しい時なんでだめです。・・・・ところで酒粕ってどうやってできるか知ってます?まず秋田からだったらすぐだから一度酒しぼるところ見れば・・・・」
そんな、ぞんざいな言い方したような気がします。
電話の向こうのAさんはたぶん「鳩が豆でっぽ状態」だったのでしょう、
「・・・・・」
反応がありません。
「資料でも送りますんで空メールください」
そう言って電話を切ったように思います。
そして届いたメールは《ゆうどきネットワーク 〇〇〇〇》・・・・・。
秋田のローカルじゃないの……、それってもしやあの渋谷から電波飛ばしているやつ???
そんないきさつを蔵の人たちに話しすると、
「杜氏のアホ。どうかしてるぜ‼
なんで断った?それは「天の戸の杜氏」に来たこと、あんたの一存で断るものでない。このアホ杜氏」
叱られました。
すみませんNHKのAさん、心を入れ替えます、もいちど電話ください。
そんなこんなで近ごろの「酒香寿」料理。
定番のいぶり大根の和え物。

美味しいいぶり大根が手に入っていい感じです。
ねり粕が固い時はちょっとみりんを入れるといいようです。
松本さんが漬けてくれた豆腐。
もう一月も経ちますがいい味です。


下にピーマンを敷いてみました。
次は酒粕を牛乳で伸ばし、小エビのあらみじん切りでソースを作りました。
味付けは塩です。それに茹でたカブを置いてねりみそを垂らしました。
市販のエビ団子はサービス。

あとはいた粕を酒で緩め、おろししょうが、塩、砂糖で味付けをして
〈タルタル粕ソース〉を作りました。

揚げ物に、サラダに・・・・・。結構応用が効きそうです。
ま、なんやかんやで「医食同源」ならぬ「飲食同源」。
飲むための《肴》のためなら手間暇惜しまず。
今日もごっちぉーさんでした。
2012年01月21日
静けさの中に (ごんべー)

三日ほど前から、雨漏りならぬ雪解け水が漏れてきていて
最初は一ヶ所だったのが、今日は六ケ所になり
静か蔵の中にはバケツに雫の落ちる音が響いています。
雪下ろしが最終日なので、ここの上を降ろしてもらい
夕方には雫の音が聞こえなくなりました。
また寒期がもどり屋根が凍りつくと
しばらくはこの漏れも落ち着くでしょうが
春が近くなるとまたこの雫に悩まされる事となります。
屋根の修理は雪が落ち着いてからとなることでしょう。

純米大吟醸35%の添が入りました。
いつもならごんベーが櫂入れをしていましたが
今日は杜氏が一人で温度を見て櫂を入れてと
朝ご飯も食べる暇も惜しんで無く気合で仕事をしていました。

今年に入って3回目の仕込予定表が渡されました。
毎回、軽微な変更があり三日前にもらったばっかりでしたが
今日のが最終決定の計画だそうで
吟泉から大吟45に変更になって酒母が一本増えていました。

気になる生酛ですが、だいぶとろとろになっていました。
杜氏が言ってましたが、昔は精白歩合が低かったので
酛摺りが必要だったのですが、現在の高精白では
それが必要ないのではとの事で
何となく理にかなっている話だなと思いました。
今後の管理は温度を徐々に上げていって
亜硝酸とかの数字を見て醸造用乳酸ではなく
乳酸菌を添加するのだそうで
一切書いたものは読んでいませんが
現場を見ながら勉強したいと思います。
2012年01月20日
チーズケーキ三昧 (ごんべー)

放射冷却で昨夜から明け方までは随分と冷えましたが
日の出と共に気温は上がり、いいお天気になりました。

年前に仕込んだお酒の搾りは天辛を除いて後一本となり
昨日と今日とでクラシックラベルの美稲生吟の精仕込みが
搾れました。
生酒の壜詰めも始まり、来週あたりから出荷できそうです。
今日はきき酒をするのを忘れたので槽口のコメントは無しです。

午前中の一服の時間には、西田さんの奥様が誕生日と言うことで
チーズケーキをご馳走になりました。
ご馳走様でした。

午後の一服の時間には、岩手の勝宏先生から頂いた
盛岡の「チロルのチーズケーキ」をご馳走になりました。
新しいマイ包丁を持ち出してケーキを切り分ける杜氏ですが
冷凍していたはずですが、温度が低かったせいか
柔らかくなっていて上手く切れずボロボロになってしました。
杜氏の脇で心配そうに見つめるナベさんの表情がいいですね!

こちらの6ピースバラエティーセットも送っていただき恐縮です。
フランスのチーズを使っているとかで、並ばない買えない逸品だそうで
フワフワ食感なのですがチーズの味がしっかりした
濃厚なケーキでした。
今週のチーズケーキの〆には最高でした。
ご馳走様でした。
中々落ち着かない日々をお過ごしの事と思いますが
暇を見つけてまたご来蔵くださいませ。
お待ちしております。

今日は純米大吟醸秋田酒こまち仕込みの酛おろしがあり
この時ばかりは、ポンプではなく「ぶったて」で移動しました。
さて、明日の朝ですが
テレビ朝日さんで先月取材があった番組の放送があります。
午前9時半より「食彩の王国」『麹』和食の味の要・麹です。
秋田では映りませんが、地上波のチャンネルのある区域の方は
是非ご覧下さい。
我々は、後日DVDを送ってもらって見ます。
2012年01月19日
前略 屋根の上より (ごんべー)

青空広がり絶好の雪下ろし日和となりました。
仕込みは大吟醸シフトとなり量的に少ないのと
午後からの踊りと酒母の移動が今日だけは無いので
お昼で早退させてもらい母屋の雪下ろしをしました。
一年ぶりの屋根からの冬景色を眺めている余裕も無く
早速作業開始、向かって左が北側ですので
日当たりが悪い分雪消えが少ないので
そちらの方が雪が多く乗っていると思い作業を進めること1時間半
テレビのアンテナのある辺りからUターンしようと掘り始めてびっくり
風が北西から吹くので右側の方は雪が1mほどあり北側より
積もっている量が多いのでした。
それでも、昨年に比べると半分から3分の2位の雪の量なので
作業は思う様にはかどりました。

こちらが蔵のある浅舞方向ですが、さすがにここからは
蔵の煙突は見えません。
槻木イルミネーションは45mほどあるので
ここからでも二階の部屋の窓から見ることが出来ます。
こんな時間に屋根に上っているのはごんべーだけでした。

Uターンして西の方向を見ると鳥海山は見えませんが
もやで霞んだ風景が綺麗でした。

作業が終わったのが五時を少し回ったころで
真ん中は若干残ってしまいましたが
何とか見えなくなるなる前に出来ました。
途中の折り返し地点で茶で水分補給をして
チョコレートをポケットに忍ばせカロリー補給しながらやりましたが
櫂入れで毎日鍛えているとはいえ、雪の斜面なのでしっかり
踏ん張っていないと滑るのと使う筋肉が違うので
終わるころにはヘロヘロになってしまいました。
今年は、雪下ろしの事故が多いので用心して
消防のヘルメットを被り、腰には命綱を巻いて作業しました。
まあ、今下ろしておくと、もう1mは積もっても大丈夫でしょう。
でも地震が来るとヤバイですね。
そろそろ晩酌の時間です。
それでは、また明日!
2012年01月18日
気になる生酛 (ごんべー)

生酛の2日目の表情ですが、まだウンともスンとも言わず
おとなしくしています。
品温は9.2℃となっていて、酒母室の入口の一番冷え込む場所に
ポツンと置かれていて、何時大きいタンクへ移動になるのかは
はっきり決まっていません。
生酛の酛(もと)の字ですが
他のパソコンでではきちんと変換されているでしょうか?
このブログの写真のコメント欄では変換になっていないので
変換されて居ない方がおられましたらお許し下さい。
そんな訳で、他の仕込では酒母とあえて表現しています。

麹が出払った前室では、圭君が「はぜ落ち防止器」を作っていました。
先日、洗っていたものは杉の木で出来ていましたが
足りない分は、アクリルで作る事にしたとか
杜氏も昔、同じものを作っていた記憶があります。

こちらは、鏡開き用の酒樽の蓋の部分です。
竹串を使って、この4枚を結合して蓋をします。
そうして蓋をしたものを木槌でこつんとやれば
割れる仕掛けになっています。
思い切りたたかなければ割れないように思われがちですが
軽くたたけば割れるので、お見知りおきを!

酒母室付近の屋根の雪下ろしが終わり
降ろした雪の排雪が夕方までかかって行なわれました。
降ろした雪はかなり硬くなっているので
こうしてこなしながら運びます。

裏の水路は雪で一杯になっていますが
明日の朝までには解けてなくなっていることでしょう。

今日もいただきモノで一服、満腹いたしました。
市役所の方々からのお菓子です。
ご馳走さまでした。
こうして、毎日切れ間無くいただいているので
冷凍庫で出番を待っている岩手の勝宏先生から頂いた
チーズケーキを食べる事ができません。
明日こそ食べられるかもね!
2012年01月17日
天の戸生酛ぽい仕込みの始まり (ごんべー)

左右のマブがもう少しでくっつきそうです。
蔵の中で一番雪が溜まる場所ですが
雪下ろしが後回しになってしまっているので
こうした状態になっています。
今朝もさほど積もらず除雪は無しでした。

美山錦の40%精白の酒母の仕込がありました。
例によって、小さいタンクにすこしだけの仕込みです。
酵母は添加するらしいですが乳酸は添加せずに
時間を掛けて酒母を管理します。
珍しく杜氏が、カッパから白衣に着替えての登場で
睡眠時間が充分だったのか普通のテンションでした。

猛さんが雪下ろしで午後から休んだので
杜氏が洗米の準備をしていました。
今日も皆瀬からカメラマン氏が来ていて
作業の様子を撮影ししていきました。
先日からの、作品を見せてもらいましたが
カメラが違うとかモノクロだとか言う事ばかりではなく
我々の写真とは違う世界がそこには広がっていました。
その人柄が何故か写真には現れるものなのですね!

西田さんが、洗米を終えた後に撮ってくれた一枚です。
たまには出てみました。

今朝仕込んだ天の戸生酛の夕方の面です。
酛摺りの要領で攪拌機を使ってグルグルやっていました。
どの様な経過を辿るのか興味深深ですね。

酒母室の屋根の雪下ろしは、事務所の方が先だったので
夕方からとなりました。
1.20mはあるでしょうか?
下ろした雪を排雪しなければならないので
明日一杯かかりそうです。

本日のスイーツは、カメラマン氏から頂いた
栗駒フーズさんで作っている「森のくまさんのチーズケーキ」です。
素材の味が生きている濃厚さに、大満足でした。
ご馳走様でした。
2012年01月16日
一休みしてくれました (ごんべー)

年明けから10日ほど降り続いた雪でしたが
ようやくお休みしてくれそうです。
今週の週間予報を見ると週末は晴れマークも見え
冷え込みはもう少し続きそうですが
除雪からしばし開放されます。
雪下ろしに来ている若い職人さん達は日曜も休まず来てくれていて
明日は、いよいよ酒母室の屋根の雪下ろしに取り掛かれそうです。

美郷錦の酒母の仕込があり
槽が今日も休みなので、原料米の生産者である西田さんが
自ら蒸米の温度を見て仕込作業が行なわれました。
中間までは予定温度バッチリでしたが
最後少し冷ましすぎたようでした。
一寸慎重になりすぎたようですね。

大吟醸の仕込みはまだ始まったばかりですが
蓋洗いをしていたので、どうした事かと聞いてみると
「四人衆の酒」である吟の精仕込みの量が増えたので
蓋が足りないため準備をしているのだとか
今年はの杜氏からの彼らへの宿題は
「今までに天の戸にない酒」と言うことで
どんなお酒が誕生するのかは聞いていませんが
四人の英知の結集をお楽しみにしていて下さい。

昨日の午後3時を回った頃
酒母室では「四人衆の酒」の「手あんま」を
菅原君が始めていました。
その一手一手に魂を込めて、お酒が醸されていきます。

裏の駐車場に停めてある車にへばりついた雪は
温度の変化と共に様々な形を見せてくれます。
さて、この先いくら積もるのやら、まだ気が抜けませんね。